「大学生が取っておくべき就活で有利になるおすすめの資格」など無い【就活して見えた真実】

学習

こんにちは。理系ブロガーのやま (プロフィール) です

 

僕は大学4年間のうちに、社会調査士、甲種危険物取扱者、色彩検定、統計検定、登録販売者、ITパスポートなど、さまざまな資格の勉強をしてきました。

 

そして、30社を超える企業を相手に就活(インターンシップや採用選考)に参加しました。

 

その中で気づいたことは、
「大学生のうちに取っておくべき就活で有利になる資格」は無い

でも、

資格をとるまでの過程が就活では評価される

ということです。

今回はこれを解説していきます。

 

この記事はこんな人向け

・大学生で、就活に有利になる資格を探していた人

 

「持っておくと就活に有利になる資格」は無い

企業が主催するインターンシップや座談会、説明会では、「就活生が企業の人に質問する機会」が与えられることが多いです。

そのなかで、企業の社員に向かってこんな質問をする人がたくさんいます。

 

持っておくと有利になる資格はありますか?

そして企業の人は答えます。

 

もっておくと有利な資格はありませんね・・・弊社で必要となる必要な知識やスキルは研修で身につけていただきますので。

 

このやりとりを僕は何度も見てきました。

 

よく考えてみてください。

そもそも、よっぽど特別な知識やスキルをもった人を企業が求めているなら、あらかじめ「募集対象は○○のスキルを持った人です」と募集要項に書いているはずです。

 

例えば、「調理師」を募集するなら「募集対象は調理師免許を持った人です」のように書いてあるはず。

 

それが書かれていないということは、その企業はそこまでの「特別な知識やスキル」を求めていないということです。

 

じゃあ、大学を出た新卒の社会人に企業は何を求めているのか。

それは、「どんな資格を持っているか」ではなく「うちの会社で活躍(貢献)してくれそうかどうか」です。

 

「簿記2級をもっている」からといって、会社で活躍してくれるかどうか、採用担当は判断できません。

「ファイナンシャルプランナーをもっている」からといって、会社に貢献できるかどうか、採用担当は判断できません。

 

企業は「うちの会社で活躍してくれそうな人」「貢献してくれそうな人」を探しています。

そして、「新入社員は知識もスキルもないのが前提。会社に入ってから知識やスキルは教えていきます」という会社が多いです。

だから、資格をもっていようと持ってなかろうと、そんなこと企業にはあまり関係がないんです。

 

企業の人も言っていました。

短期間で資格をとってもそのスキルが会社で通用するかと言えばそんなこともないので、それよりも充実した学生生活を送ってください

 

必要な知識やスキルは入社してから身につけていけばよいことがほとんどです。資格があるから有利。ないから不利。そんなことはありません。

 

ただし、その代わり、就活では人事の人はESや面接で、あなたにいろんな質問をしてきます。

あなたが「活躍してくれそうか」「貢献してくれそうか」を知りたいからです。

・大学で一番頑張ったことは?
・挫折した経験は?
・自己PRは?

 

こうやって、「あなたはどんな人間なのか?」を採用担当者は知ろうとします。

新卒の採用では、「あなたが今もっているスキル」よりも、「あなたの考え方や人間性」を重点的に見られます。

実際に、僕は30社を超える採用イベントに参加し、人事の人ともお話しましたが、上記の旨を話す採用担当者が多かったです。

 

じゃあ、資格を取っても全く就活には役立たないの?

と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

資格取得の動機や背景、興味、行動力など、資格をとるまでの過程が就活では評価される

もちろんこれまでに話したように、「資格そのものが就活に有利に働く」ことはないでしょう。

 

例えば、「ハウスクリーニング企業」に対して「『整理収納アドバイザー』の資格をもってます」とアピールしても「あなたがどんな人か」はわかりません。

 

でも、「なぜその資格をとったのか?」「なぜその資格に興味をもったのか?」「どう勉強を進めたのか?」ということを採用担当者にアピールすれば、「あなたがどんな人間なのか?」人間性やあなたの内面を伝えることができます。

 

上の整理収納アドバイザーの例でいえば、

「私はモノの片付けが苦手でした。これを克服したくて、『整理収納アドバイザー』の勉強をして資格を取りました。今ではすっきりモノを片付けることができるようになりました。私は自ら課題を見つけ、それを改善できるよう努力して結果を残せる人です」

といった具合です。

 

これなら企業の人が「この人は行動力もあるし、うちに来ても努力して活躍してくれそうだ」と、あなたがどんな人間なのか知るきっかけになります。

つまり、採用してくれる可能性が上がるかもしれません。

 

僕が言いたいことは、大学生は就活のためだけに「就活に有利と言われる資格」の勉強をするのではなく、自分の興味のある資格をとるべきだ、ということです。

 

自分の興味のある資格をとる。そこには「自分の考え」が行動にともないます

こうした資格取得のエピソードは自分という人間を知ってもらう1つのきっかけになりえます。

あなたという人間を知ってもらうきっかけになる、そういう意味では資格取得が就活に役立ちます。

 

資格取得のメリットはそれだけではありません。 興味のある資格をとることで、あなたの大学生活は他の人と比べてより充実したものになるでしょう。

「自分は他の大学生よりも1つ違った何かを持っている」
「大学生で1つやり遂げたものがある」

そうした自信ややりがいは、今後の人生でも心の支えになります。

 

実際に、僕も甲種危険物取扱者という資格を取りました。就活でアピールするつもりもなく取りました。

※甲種危険物取扱者について気になる人はこちら
甲種危険物に1発合格!おすすめの参考書は?|国家資格が化学科で取れる

 

それでも、自分で1つやり遂げた達成感と満足感が今でも残っています。

時間があるのは大学生のうちです。もし今なにか資格を探しているなら、自分にあった資格・興味を持てる資格にチャレンジすることをおすすめします。

 

でもどんな資格があるのかわからないよ〜

という人も安心してください。

 

そんなときは ユーキャンのぴったり講座診断

どんな資格が世の中にあるのか知るきっかけになると思います。

ちなみに、僕はこの診断によると「熱血研究家タイプ」らしいです(笑)

実際、僕は理系であり研究室で研究してるのでその通りなのかもしれません。 おすすめの資格は「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」や「ITパスポート」と診断されました。ITパスポートは実際に勉強してたからびっくり!

 

さすが心理学をもとにつくられているだけあってなかなか面白かったです。

自律性、創造性、論理性といった6つの心理尺度や性格診断、おすすめの資格なんかを知ることができます。

何度も言いますが、就活に役立てようとして資格取得を目指すのはおすすめしません

 

「就活 有利 大学生 おすすめ 資格」とキーワードで検索して「○○という資格をとると就活に有利になるんだな!」なんて安易に判断しないようにしてください。

単に資格取得を進めるサイトは、いいことばかり書いて、リアルなことを教えてくれない事が多いので・・・。

 

ネットに言われてやるのではなく、自分で進んで選んだ資格のほうがやりがいも大きくモチベーションを保って学習できます

 

まだ診断してない人はこちらでどうぞ
ユーキャンのぴったり講座診断

 

資格が就活に直接役に立つ場合もある

「資格を持っていても就活で有利になることはない」というのは、あくまで「新卒」で「研修制度」が整っている会社の場合です。

 

逆を言うと、「中途」や「一般職募集」、「研修制度が整っていない場合」は資格が強みになることがあります。

「中途」や「一般職」の場合は持っているスキルが武器になります。
「研修制度」がない会社の場合も、持っているスキルや資格が武器になるかもしれません。

志望する会社が何を求めているのか、わからない場合は直接会社に聞いてみてもよいでしょう。

 

また、「新卒」で「研修制度」が整っていても、企業が推奨する資格をもっていると「資格手当」が出て、少しだけ給料が上がることもあります。

こうした細かい点も、気になる場合は企業に問い合わせてみましょう。

 

就活に役立つ可能性のある具体的な資格は?

新卒の人で、研修制度が整っていても、持っていると役立つかもしれない資格はあります。

ここでは2つだけ紹介します。

TOEIC

世界は今グローバル化が進んでいます。もしかしたら、あなたがこの先志望する会社も「英語力」を求めているかも知れません。

TOEICで高得点をもっていると、「うちの会社で貢献してくれるかもしれない」と思われ、採用可能性が上がる可能性はあります。

逆に、一定の点数をとっていないと落とされてしまう可能性もあります。

 

TOEICの学習教材はいろんなものが世の中に出回ってますが、安く効率よく学習するならスタディサプリのTOEIC対策講座がおすすめです。

時間を取って机に向かうのが大変な人でも、通学の電車の移動中、スキマ時間を使ってTOEICのスコアを高められます。

 

初回7日間は無料なのでとりあえず試してみるといいかもしれません。

スタディサプリのTOEIC対策 【7日間無料で試してみる】

運転免許

会社や勤務先が地方にある場合、通勤するのに車が必須の場合があります。

もちろん、入社後に会社が「運転免許の取得補助」をしてくれる場合もあるかもしれませんが、働きながら運転免許証をとるのは大変です。

 

短期の合宿で免許を取れる場所を案内しているサイトを3つ載せておくので、まだ免許をとってない人は1つ選んでみてください。

あなたに合ったコースをご用意『合宿免許受付センター』

最短14日間の合宿免許 自炊プランなら168,000円~

全国教習所予約サイトのyi免許

免許は大学生のうちにとっちゃいましょう。

 

まとめ

大学生のうちに資格を取るなら自分の興味のある資格に挑戦しましょう。

もっといろんな資格を見てみたい人は ユーキャンの全講座一覧も参考にしてみてくださいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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